
IT業界は昨年からリモートワークの導入がとても進んでいるというニュースを見ました。会社に出社せず、自宅で毎日仕事するイメージがつかないのですが、具体的にどんな勤務体系なのでしょうか?また、リモートワークに関する体験談や共有いただける面白いエピソードなどがあれば、ぜひ教えて下さい。

(管理人)
はい。昨年の緊急事態宣言以降、リモートワークを導入する企業がとても増えております。特にIT業界は対応が早かった印象で、私は昨年の4月以降、毎日リモートワーク(在宅勤務)のため、会社にはほぼ出社していません。他業種の方より、「会社に全く行かないのに、なぜ仕事が成立するのか?」とよくご質問をいただきますので、今回はそんなIT業界のリモートワーク事情などについてご紹介できればと思います。
テリモートワークの活用は社員の生産性が高める素晴らしい仕組みです。
・働き方改革を推進する企業から積極導入が進んでいます
・リモートワークの普及に伴い、残業時間という概念はオワコンに近づいている
・課題は社員間のコミュ不足、ツール活用で日々トライアンドエラーで対応中

リモートワーク/お仕事事情
そもそも論となりますが、「リモートワーク」とは何でしょうか?一般的に「場所や時間にとらわれず、柔軟に働くこと」になるのですが、実際にリモートワークを経験したことのない方から見ると「どうやって、会社に出社しないで仕事ができるの?」と疑問に思う方も多いかと思います。まずは、簡単にリモートワークを行なうための準備とそのイメージを共有させて頂きます。
- 自宅にパソコンとインターネット回線が必要
- 自宅のパソコンからリモート接続を行い、会社のパソコンへリモートアクセス
- リモート接続完了後、会社のメールやファイルなどが自宅から参照可能
- 同僚との会議はZoom, TeamsなどWeb会議ソフトを使ってオンラインで実施
- 同僚とのコミュニケーションはチャット(Slack, Chatworkなど)が基本
- 電話は緊急時の連絡以外はほとんど利用されない
- テレワーク終了時、日報などを上司に報告するルールの企業が多い
簡単に説明すると上記がIT業界での一般的なリモートワークイメージとなります。また、IT業界は総じて、パソコン・インターネット利用がとても身近な業界のため、リモートワーク普及率も高い状況です。
リモートワークあるある(日常編)
とても便利なリモートワークですが、企業/社員の視点で考えた場合、どのようなメリット・デメリットがお互いにあるのでしょうか?簡単にご紹介致します。
・経費削減ができる(交通費、オフィスのテナント料、残業代)
・社会情勢の変動(地震、災害、コロナなど)に影響されず、事業を継続できる
・会社全体の生産性が上がっているのか?数値化するのが難しい
・社員のメンタルケア(うつ病やモチベーション低下など)が必要になってきた
・通勤時間がないため、時間を有効活用できる(朝活、自己学習、運動など)
・社員の生産性、効率化の向上(ワークライフバランスの向上)
・社員間でのコミュニケーションが低下(作業効率の低下など)
・裁量制に近い雇用体系のため、残業代や仕事の成果を会社にアピールしづらい
などなど、企業/社員からのフィードバックをまとめると、リモートワークの導入は素晴らしいことではあるのですが、実際に運用してみると色々な課題も多く、「今後も続けたい or できれば止めたい」の議論が進んでいる状況です。
リモートワーク導入が進んでいる企業(見分け方)
IT業界はリモートワークが進んでいるイメージがあるのですが、それでもアンチリモートワークな企業もソコソコ存在します。「こんな会社はテレワークが難しい by IT業界」について解説致します。
・クラウド/リモート接続など先端技術の利用を推奨
・働き方改革、ワークライフバランスを推奨
・社内コンプライアンスが万全な企業(主に大手・中堅など)
・セキュリティ対策がきちんと取れている企業(主に大手・中堅など)
・SESで客先常駐のパターン(常駐先企業のポリシーに依存)
・お客様サポートが必須な業務(窓口業務、DC勤務、現場作業/エンジニア)
・防衛、政府系などセキュリティ要件が高い業務
・リモート接続の環境がない(主に中小企業)
本日のおすすめ(リモートワーク必需品)
まとめ
今回はIT業界のリモートワーク事情ついて解説させていただきました。リモートワークができることはとても恵まれている環境ではあるのですが、実施する企業、対応する社員においてもまだまだ改善すべきことはたくさんある状況です。リモートワーク推進に関しては会社ごとに賛否が別れており、「活発なコミュニケーション=生産性の向上」と説く企業もあれば、その逆もあり、推進・非推進は来年以降も色々な議論が進んでいくと予想されます。今回の記事を通じてリモートワークのトレンドについてご理解が深まりましたら幸いです。
リモートワーク勤務が進むと通勤という概念がなくなり、朝活など使える時間が増える
働き方改革の究極は、ヒト・場所・時間にとらわれない、コミュニティスペースの提供
最終課題は社員間のコミュ不足解消、これは現在進行形で対策が進んでいる
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