(管理人)
本日の記事は、モチベUPシリーズということで、IT業界で活躍するための重要トピック・注目キーワードを中心にカモフラ(管理人)が皆様へ共有したい「ワンポイント・アドバイス」をご紹介していこうと思います。
全てのエンジニアに必要な基礎知識(LinuxはMUSTな知識です)
ITエンジニアの皆さんへご質問です。「コンソール画面からサーバにSSHしてサーバリソースのチェック、アプリのインストール、簡単なネットワークのトラブルシューティング」ができますか? “私はサーバエンジニアではないので、そんな事はできません(できなくても問題ないです)” と考えてしまったアナタはちょっと残念な思考になっています。
クラウドファーストの現代では、サーバOSはLinuxが事実上の標準となっており、開発エンジニアもLinuxの基礎知識が求められるような時代となってきました。簡単なテスト環境の構築など、プログラミング+αの知識を得ることにより、1UPなエンジニアへステップアップしていきませんか?(AWSでEC2=Linuxを生成 & 起動させるだけではお仕事になりませんよね?)
Linuxの基礎(コマンドライン)をちょっと勉強しただけでこんな事が簡単に実現できます!
・開発環境を用意したい(仮想化/クラウド/オンプレ)
・自宅の有休端末でルータ/FW/ストレージとして再利用
Linuxの勉強は実は超カンタンです(誰でも習得可能)
Vmware社が無償で提供している仮想サーバをお使いのPCにインストールして、気になる無償Linuxディストリビューション(個人的にお気に入りは CentOS です)のDVD ISOファイルをダウンロードして頂き、VMWare Workstation Playerから先程のファイル(DVD ISOファイル)を読み込む/インストールするだけで、Linuxの環境は構築完了します。
効率的に学習するポイントは以下の通り!
・最低限のネットワーク設定をマスターしてインターネット接続にチャレンジ
・Linux上に色々なサービスをインストールしてアクセス確認してみる
・こんなサービスがオススメ(HTTP/HTTPS, DNS, Git, Docker など)
※まずは簡単なコマンドラインに慣れることを意識する
仮想環境(VMWare Workstation Player)であれば、サーバ動作がおかしくなっても簡単に復元可能なため、実環境では絶対にできないような禁断のコマンド(“rm -f /*” – 全てを削除する)も気軽に試すことができるのが嬉しいです。また、別プランとしてAWSなどのパブリッククラウドを活用する手もありますが、重量課金となるため、最初のうちは個人PC(仮想化環境)で基本練習をした後に、AWS EC2などで実践するほうが良いと考えます。
Linux資格(LinuC)をゲットして効率的にスキルアップ
Linuxについてもっと体系的に勉強したい方は、LPI-JAPAN主催の LinuC(リナック)試験がとてもオススメです。LinuC(レベル1)は、Linuxの入門的な位置づけの難易度となり、IT系の企業の新入社員や学生が卒業までに取得したい資格となります。LinuC(レベル2)からはより実践レベルを求められる試験となり、インフラ系のエンジニアにはCCNA同様にオススメの資格です。
最近のトレンドはネットワークやサーバの予備知識をスキップして、いきなりAWSなどのクラウド資格を目指す方もいますが、知識の積み上げとしては、AWSでEC2インスタンスの作成を勉強する前にLinuxの基本的なコマンドや仕組みを勉強するほうが先にやるべき重要な勉強ではないかと感じています。(クラウドは中身がブラックボックスなため、仕組みや動作のコア概念はネットワーク、サーバ、データベースなどの基礎知識がわかっている前提でないと全体を把握することがとても難しいです!)
本日のおすすめ書籍
まとめ
本日は、「Linuxができないはちょっと恥ずかしい」についてご紹介させていただきました。AWSなどの資格を取得したエンジニアからよく質問を貰うのですが、「クラウドは中身がブラックボックス化されており、ネットワークやサーバ技術がどのように提供されているか?全体を捉えるのがとても難しい」というお話をよく聞きます。この問に対する回答は、やはり基礎知識はオンプレベースの資格(LinuCやCCNA)にまだまだ需要があることを表しています。「開発エンジニアもLinuxはできて当たり前な時代になってきた」ついてご理解が深まりましたら幸いでございます。
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