異業種から未経験でIT業界に就職を考えているのですが、こんな私でもIT業界に就職できるのでしょうか。もし可能であれば、どんなステップで就活を進めていくのがよいか?アドバイスをお願い致します。
(管理人)
コロナや不況の影響もあり、未経験からIT業界へ就職を希望される方が増えています。ただ、独学やオンラインスクールで勉強したからと言って、希望通りの仕事につけるとは限りません。今回はそんな皆様からのご質問に対して、カモフラ(管理人)が考えるIT業界へ未経験から就職するための裏技についてご紹介させて頂きます。
この記事でお伝えしたい事
ご注意 : 本記事は以下の方を対象に就活のアドバイス(道しるべ)を記載致します。この考え方はカモフラ(管理人)の経験に基づいたアドバイスであり、内容に該当(合意)できない方もいると思います。その際にはこの記事は読み飛ばしていただければと思います。
- IT業界へ就職を希望する未経験で20代の方
- IT業界で年収400万以上(20代)、稼ぎたいと考えている方
- IT技術の習得は継続して頑張ると覚悟を決めている方
- 最初の3年は実力を蓄える期間、4年目で飛躍(転職)する覚悟のある方
- 対象の職種はインフラエンジニア系を想定
IT業界へ未経験で就職することは難しくありません。ただし、多くの方は勤務先がブラック企業と言われる場所に配属されてしまう事があり、また、3年以内にIT業界から去ってしまう事も危惧されます。(厳しい現実が存在します)
本記事では、未経験で「IT業界へ就職する前の準備」と「IT業界へ就職後の戦略」の2つのフェーズに分けて就職後、辞めずに継続して大きくステップアップする方法について記載致します。
未経験からプログラマ/SEは意外とハードル高めです
「IT業界へ就職=プログラマ/SE」と考えている方が多いですが、それ以外にも仕事はたくさんあります。また、プログラミングの習得は言語(英語やスペイン語)を学ぶのと同じで、好き・嫌いがはっきりと別れます。(私は未経験者には、あまりオススメできないのが本音です)
そこで私からご紹介したい仕事の1つとして、インフラエンジニア(ネットワークやサーバ系)のお仕事をご紹介したいと思います。このお仕事は、ネットワーク機器の設計構築、運用保守をメインとする仕事です。(メリデメは以下の通りです)
- 未経験でもしっかり準備すれば、参入障壁は低い
- ネットワーク、サーバの知識は自己学習が容易
- 保守、運用、監視業務は未経験者でも心的ストレスは軽い
- 単純(ルーチン)作業が多いため、楽しい仕事ではない
- 勤務体系はちょっと特殊(2交代制、休日当番など->代休、有給はきちんと取れる)
- 長年に渡り勤務する仕事ではない(若いうちにやる仕事)
ポイントは、上記仕事はIT業界で経験を積むための修行と割り切り、3年は頑張る!そして、有り余る時間を有効活用(上位資格を取得)し、4年目にステップアップ(転職)を目指すという作戦です。
3年後もIT業界で生き残るために
<IT業界へ就職する前の準備>
インフラエンジニアへ就職するための準備として、IT全般に対する基礎知識を習得してください。具体的には、ITパスポート、Cisco社のCCNA資格の2つは企業へエントリーする前に取得することが望ましいです。次にエントリーする企業には条件として、設計・構築業務ができる企業になるべくマトを絞って就活を行ってください。SESと呼ばれる委託派遣のみを行っている企業はあなたにとってのブラック企業となりうるので、このタイプの企業には注意して下さい。
<IT業界へ就職後の戦略>
無事、インフラエンジニアとなったあなたは、現場で色々な経験を積むことができると思います。未経験からの採用のため、望まない単純作業、勤務、給与体系もあるかもしれせん。ただし、諦めず3年間はその業界で頑張ってみて下さい。また、並行して、IT系上位資格をこの3年間で取得してください。これは、上級職へステップアップするために必要な知識です。(人気はCisco社のCCNPやAWSなどのクラウド系に関する資格になります)
4年後の転職活動の際には、即戦力が求められる事になるかもしれません。ただし、インフラエンジニアにはベンダー資格の保持が転職時に有効です。設計・構築業務の経験が浅くても、上位IT資格保持、やる気がある若手は大手や優良中堅企業(*1)にも中途で入れる可能性が高くなります。(*1 : IT業界でエンジニアが不足しているというのは、このレベルのエンジニアを指します。裏を返せば、経験値の浅い初級エンジニアは特に必要とされていません)
本日のおすすめ書籍
まとめ
今回は残酷なお話を記事として書かせていただきました。ただ、この内容は私が感じているIT業界の闇というか構図というか、いつまで立っても人不足が解消しない理由の1つです。やる気のある若者がスタートで脱線してしまい、3年以内に業界を去ってしまうこの理不尽な構図を何か変えることができたらと思い、この記事を書きました。この記事を最後まで読んでいただいた方に何か1つでも伝えることができたら幸いです。
コメント