(管理人)
本日の記事は、モチベUPシリーズということで、IT業界で活躍するための重要トピック・注目キーワードを中心にカモフラ(管理人)が皆様へ共有したい「ワンポイント・アドバイス」をご紹介していこうと思います。
新試験(2020年)に移行してから初めてのCCIE更新
CCIE試験の更新を兼ねて、2020年に大幅アップデートされた、Cisco認定資格 「CCNP/CCIE共通試験(Cisco ENCOR 350-401)を受験」してきまた。簡単ですが、そのフィードバックになります。(以下、私の所感!!!)
- 試験の傾向はマニアック路線(直感では答えられない)に突入
- 過去のCCIEのような深い知識(RT/SW)はほぼ追求されない
- IPv6, MPLSなどは縮小、Python, YANG, SD-WAN, DNACなど増量傾向
- 過去のCCIE筆記試験と同様、英語での受験がオススメ(日本語翻訳が分かりづらい)
- CCNP取得者はハードルが高くなった印象(難易度が上がった)
- 「この問、Ciscoと何か関係あるのか?」とツッコミたくなる問題あり!
- 試験の問題数は過去のCCIE筆記と同じ、採点に関係ない問題も数問出ていたと感じる
が私の率直な感想となります。過去のCCIE筆記試験はRT/SWに特化した試験ということもあり、IGP/EGP/IPv6/MPLSなどの深い知識を追求する試験だったと思いますが、今回のテストから、無線、仮想化、スクリプト、SD-WAN、DNACなども試験対象となりますので、旧CCIE Routing/Switchingの知識だけでは太刀打ちできない試験となりました。(この部分は要注意です)
本試験で感じたモヤモヤした点
本試験を受験(事前準備も含む)した際に、私が一番「モヤモヤ」した点は以下の通りです。
- 新カテゴリの勉強はCisco CCOから最新情報を引っ張ったほうがよい
- 試験には古い製品情報も混ざっており、若干のツッコミどころがある
- 回答に迷った際の基準は「Ciscoとしてどれがベストか?」が変わらずセオリーです
- 最新情報がほぼ英語記載なので当日の試験も英語の方が答えやすいと感じた
- 世の中に出回っている問題集/参考書はかなり回答が間違っている(品質が悪い)
試験終了後のアンケートでシスコ側へモヤモヤした部分は全てフィードバックしました。この内容が今後のテスト受験者にどのように反映されるかは別として、旧CCIE筆記試験がだいぶ安定感あったので、2020年の大幅アップデート以降、本テストは改善に向けて進行系なのかな?と感じました。
総じて、本テストはCCNPを取得するための必須科目でもあるため、CCNP受験者にはかなりハードルが上がってしまったイメージです。Cisco公式参考書をベースに知識を集めて、それと平行して、世の中に出回っている問題集などで復習していくのが、効率的な勉強法かと思います。
将来この試験(Cisco ENCOR 350-401)を受験する皆様へ
ここで紹介する勉強法は、そんなCisco ENCOR 350-401試験を取得するための、HowTo になります。(やり方や進め方は人それぞれなので、必要に応じて使い分けてみて下さい)
- Cisco Official Cert Guideを読む/CCOから関連記事を読む
- 世の中に出回っている参考書、問題集から情報を集める
- 集めた情報をベースに自分の中の知識を整理整頓する(CCOで確認する)
- 本番テストでは英語で受験するのがオススメ(英語が苦手ではない前提)
この試験を突破する一番の近道は、シスコ認定の外部有償セミナーへ参加することなんだと思います。ただ、1コマ 数十万円するセミナーへ個人で参加することはほぼ不可能かと思いますので、独学で突破される方向けに、私なりの攻略法を記載させていただきました。このやり方ですと道のりはちょっと遠回りですが、基礎知識がある方であれば、賞味3ヶ月以内には達成できる内容かと存じます。(旧CCIE筆記を受験されたことがない方には、少々ハードルが高い内容となってしまい、すみません・・・)
番外編(試験後に気づいた注意点)
CCIE更新者へのアップデートとなりますが、有効期限と資更更新に関するポリシーに大幅な変更がございますので、ご注意をお願い致します。
- 更新期間は3年にアップデート(筆記試験の合格日から計算して3年に変更)
- 350−401(合格) かつ プロフェッショナルコンセントレート試験 x 1に合格
- “エキスパートレベル試験の1つに合格する”の意味はCCDE筆記試験を意味する
(更新条件が以前までのCCIE条件と違います!)
・350-401と300-410の2つの試験に合格することにより、CCIEが無事更新されることを確認いたしました。(2022/3/16 Updated)
まとめ
今回は約3年ぶりに受験したCCIE更新に関する記事をご紹介させて頂きました。この試験は、2020年の大幅改定以降、最新情報(体験談)がネットでは少ない状況です。そのため、本記事が今後この試験を受験される方の何かヒントになりますと幸いです。
また、今回はコロナ禍のため、VUEテストは初めてオンライン形式で受験いたしました。自宅でのオンライン試験は初めての体験だったため、とてもドキドキしましたが、VUE側の段取りもよく、ほぼ想定通りスムーズに試験が進み、オンサイト受験よりも大変おすすめです。
最後に本テストはベンダー試験の中でも上位に位置する試験だと思いますが、CCNP試験をパスするための必須科目(試験)となりますので、ネットワーク領域の上級者に向けた登竜門としてぜひ皆様もチャレンジして頂けますと幸いです。
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