(管理人)
「不況に強く、会社に依存せず、手に職をつたい」という理由からITエンジニアを希望する方が増えています。また、ほとんどの方がエンジニア=SE/プログラマをイメージされているようですが、人気のタイプを大きく分けるとソフトウェア or インフラ系の2つに分類されます。エンジニアは本当に稼げる仕事なのか?疑問に感じている方も多いと思いますので、今回はそんな「エンジニアの年収事情」についてご紹介致します。
皆が気になっているエンジニアの年収事情
皆さんの大好きなお金にまつわるお話として【2021年 業界全体の平均年収は403万円】に対して【ITエンジニアの平均年収は約450万円】とやや高い傾向となります。ただ、IT業界全体を見渡すと年収=600・800・1,000万円の方もいますので、一攫千金の夢がある反面、どうしたら、そのようなリッチサラリーマンになれるのか?日々悶々とされている方も多いと思います。そこで今回はIT業界で働く、ソフトウェア/インフラエンジニアの皆さんにご協力を頂き、簡単なアンケートを行いました。
現実問題として【年収600万の壁】を超えることができるのか?が皆さんの関心ポイントであり、そのようなキャリアパスをどのように構築していくのか? はどうも簡単には実現できないようです。
「年収600万の壁を超えていけるか」が勝負の分かれ道
まず初めにエンジニアの年収は大きく3つのゾーンに別れていると私は考えます。
- トップレイヤ(年収800万以上)
- ミドルレイヤ(400<年収<600万)
- ボトムレイヤ(年収400万未満)
駆け出しエンジニアは【ボトム】からスタートして、まずは【ミドル】を目指していくことになりますが、簡単にランクアップすることができません。特に【ミドルレイヤ】の壁は厚く、このゾーンで悪戦苦闘される方が多いです。大前提として年収アップにはコツがあり、以下2つのどちらかを満たす必要があります。(実はスキルアップするだけではダメなんです!)
- 年収が高い企業に勤めているか?
- GoogleでAI開発 vs スタートアップのCTOとしてAI開発
- 成長市場(高単価な市場)で勝負しているか?
- クラウド/メタバース環境でAI開発 vs レガシーシステムでAI開発
極端な例ですが、同じ能力を持ち合わせても環境や状況に応じて報酬は全く異なるのが現実です。そのため、1 or 2の環境に飛び込まず、スキルアップし続けても、残念ながら皆さんが望むような結果にはならないということです。(外資系企業に転職したい方が多い理由はココなんでしょうね)
太く・長く・稼ぐための戦略 + αスキル
では、冒頭の【ソフトウェア vs インフラエンジニア – 本当はどっちが稼げるの?】に戻りますと、実は【年収が高い企業に勤めている or 成長市場(高単価な市場)で勝負している】のどちらかの条件を満たしていれば、トップレイヤの稼ぐエンジニアになれます!ただし、簡単にはなれませんよね?エンジニアスキルだけで勝負するのならフルスタックエンジニア(万能タイプ)になることが近道ですが、まずは英語やプレゼンテーション能力などビジネススキルもあわせて身につける事が重要です。それに伴って人生100年時代に沿った、市場競争力のある先端スキルの習得と新しいことに挑戦するマインド(好奇心)が高収入になるための条件と考えます。
最後に個人的なオススメはやっぱりインフラエンジニアの方が将来性があると私は考えています。理由として、成長市場=AI/クラウド/メタバース/NFT(ブロックチェーン)が近未来で大ブレークする可能性が高く、その領域はインフラ知識をベースにソフトよりに発展していくと予想されます。そのため、インフラエンジニアの方が汎用的に成長市場にリーチしていける可能性が高いのでは?と予想でしています。(私自身も本業でコンサル/プリセールスを行いながら、将来の副業に備えてAI+データ分析+Pythonを学習しています。そのようなアプローチにたどり着けた理由として、インフラ知識が十分にあり未来予想ができるからです)
本日のおすすめ書籍
まとめ
今回は「ソフトウェア vs インフラエンジニア – 本当はどっちが稼げるの?【エンジニアの年収事情】」というテーマで「高年収になるためのコツ」について解説させていただきました。IT業界のエンジニアはとてもチャンスがある職種ですが、高年収を得るためには、2つ重要なルールがあります。単純なスキルアップだけではなく、年収アップは戦略的なアプローチも必要です。今回の記事を通じて、「エンジニアの年収事情」についてご理解が深まりましたら幸いです。
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