(管理人)
転職活動で誰もが最初に当たる壁の1つに、職務経歴書の作成があります。自分自身の経歴をまとめるだけの作業ですが、「見栄えがよく・書類選考が通過しやすいアウトプット」を作成するためには、押さえておきたいポイントや注意点が複数存在します。今回はそんな「美しい職務経歴書の書き方」についてご紹介致します。
職務経歴書の重要性について
転職活動を始めるに当たり、一番最初に用意しないといけない書類が「履歴書」と「職務経歴書/自己PR」になります。履歴書に関しては、あなたの個人情報・学歴などを正直に書くだけなので、それほど難易度は高くないと思います。ただ、職務経歴書の作成はいかがでしょうか?(サラタメさんが大変素晴らしい動画を公開していますので、自信のない方は、まずこちらの内容をご覧下さい)
いかがだったでしょうか? 職務経歴書の完成度が低いと書類選考をパスすることができず、転職活動の成功率は極端に下がってしまいます。ですので、あなた本来の能力をアピールする面接の場に進むためにも職務経歴書の作成がとても重要です。ただ、急に「完成度の高い職務経歴書」を作成しようとしてもなかなか難しいので順次解説していきます。
採用担当者が見ているポイント/書類選考がパスする条件
一般的に「完成度の高い職務経歴書」を作成するためには3〜5時間かかると言われており、とても労力がかかるタスクです。ただ、その職務経歴書を審査する採用担当者は平均して1〜2分であなたの合否を決めていると言われています。(以下、審査ポイントのサマリ)
- 履歴書(年齢、学歴、職歴、離職期間をチェック)
- 職務経歴(職務概要を軽くチェック)
- 職務経歴(応募先企業が求めるスキルを持ち合わせているかをチェック)
- 自己PR(応募先企業との相性や本人のポテンシャルをチェック)
採用担当者は毎日多くの書類をチェックしますので、「この人と会ってみたいな?」と職務経歴書から感じ取ることが出来ない場合、その場で落ちるという構図になります。(応募するための書類を何時間もかけて作っているのに、わずか数分で合否を決めているなんてとても理不尽ですよね!)
特に重要視している審査ポイントは上記3と4の部分であり、応募者が「これまで何をしてきたのか?」・「いま何ができるのか?」・「将来なにができるのか?」の3点について、採用担当者が短時間であなたの経歴をイメージできるか?が合否を決める上でとても重要です。
職務経歴書を “美しく” まとめるテクニック
職務経歴書の「職務経歴」・「自己PR」をまとめるテクニックとして、就活の神様(motoさん)が書籍でお勧めしている STARS や Googleが主に推奨している XYZ Formula などが有名です。
STARSもXYZ Formulaと大体同じような「まとめテクニック」であり、一言で説明すると少ない文字数で経歴の本質を具体的に表現する手法となります。では実際に良い例・悪い例をみてみましょう。
【職務経歴】
新規市場・顧客へソリューション提案を行い、1億円の売上を10年連続達成、利益率が高いセールス結果が評価されトップセールスを2回受賞(営業300人が対象)
(難易度の高い仕事を10年連続で達成、また具体的な評価項目や比較対象を記述)
10年の営業経験でトップセールスを2回獲得、また、新規顧客に年間売上1億を毎年達成 (事実をただ記載するだけでは、仕事の難易度、成果、能力値を客観的に把握する事ができない)
【自己アピール】
新規市場向けソリューション営業を10年経験し、毎年数字100%を達成した。また、サブリーダとしてメンバー5名を引率し、現場で発生するクレーム対応や予算調整など管理業務を経験した。今後はソリューション営業で鍛えた提案力を活かし、御社のプリセールス営業として、新規提案に貢献していきたいと考えています。(STARSを盛り込む)
10年の営業経験では毎年100%の数字達成した実績があります。また、サブリーダとして5名のメンバーを引率して問題解決やソリューション提案活動を行ってきました。今後はこの経験を生かして、御社でプリセールス営業に貢献していきたいと考えています。(具体性に欠ける)
いかがだったでしょうか? 最初から完成度の高い職務経歴書を作るのは難しいと思いますが、まずは独学でも結構なので、A4(1枚)でまとまるような職務経歴書の完成を目指して下さい。また、完成したドキュメントのチェックは、転職エージェントなどのキャリアコンサルテーションや査読アドバイスをいただくのが得策です。(ここは転職のプロにご相談することが一番の近道ですね)
本日のおすすめ書籍
まとめ
今回は「目にとまる・響く職務経歴書の書き方【スラスラ通過 日記】」という話題で職務経歴書の重要性ついて解説させていただきました。職務経歴書の作成は転職活動の第一歩となりますが、完成度を高めるためにはノウハウやテクニックが必要です。また、あなたのポテンシャルがどんなに高くても書類選考で落とされてしまうと次のステップに進むことが出来ないため、本件はとても重要です。今回の記事を通じてそんな「職務経歴書の重要性」についてご理解が深まりましたら幸いです。
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