IT業界に興味がありますが、ネットで検索するとブラックな業界とよく出てくるため心配です。本当のところはどうなのでしょうか?また、ホワイト企業というのは存在するのでしょうか?教えて下さい。
(管理人)
このご質問ですが、実はたくさんの方からよく頂きます。カモフラ(管理人)の周りで働く業界の方々に聞く限り、「IT業界=ブラック」というキーワードはまったく出てこないので、ある種の誤解も含まれているのではないかと考えております。どんな業界でもブラックな企業は存在するかと思いますが、今回はIT業界に特化して、就職前に「ブラック企業を見分ける」ためにどうすればよいのか?を解説していきます。
なぜ【IT業界=ブラック】なイメージとなってしまったのか
IT業界は社会全体(ライフライン)を支える1つの産業であり、「長時間労働、深夜・休日出勤」も時と場合により、発生することもある業界です。また、SES(客先常駐派遣)という特殊な業務体型も多く、また雇用の仕組みも複雑なため、「給料や年収などが少ない・低い、待遇面が悪い(お客様先で振り回されて、ストレスも多い)と悩む」方が多いのも特徴です。
IT業界で長く活躍するためのコツは、最初の入口できちんとした会社(ホワイト企業)と巡り会い、社会人としてステップアップできるか?が大きな分岐点になっていると私は考えており、そのためにも経験値がない状況でこそ、慎重に企業選びを実施していただきたいと考えております。
就職/転職を決める前の企業リサーチ方法
就職/転職の際には事前に企業分析=リサーチを実施するかと思いますが、その方法について簡単にご紹介致します。(ホワイト企業の特徴(例):業績や財務状況が健全、福利厚生が充実、ワークライフバランスを重視、有給消化率が高い、離職率が低い など)
- IR情報(上場企業)、社員クチコミサイトを活用する
- 転職エージェント経由で評判や実態について確認する
- OB/OG訪問や同じ業界の方から評判をヒアリングする
などが、一般的になります。(番外編 : どうしてもご相談する相手がいない、情報を確認する手段もないなど、お困りの際には、カモフラ(管理人)まで一度、お問い合わせください。)
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まとめ
一般的に「大企業はホワイト、中小企業はブラック!」というイメージが強いかもしれませんが、それは誤解で、大企業でも激務でブラック・中小企業でも福利厚生がしっかりしているホワイト企業はたくさん存在します。以下、カモフラ(管理人)がIT業界 20年以上の経験から、こんな企業は要注意な特徴5選をご紹介致します。
- みなし残業・年俸制(労働時間が不明確)
- 福利厚生が不明確(研修体制、退職金制度など)
- 基本は客先常駐(SES)・業務内容も不明確(休日出勤、夜間対応有無)
- 採用数が不自然に多い(勤続3年以内の離職率が高い)
- 社員の平均年齢が低い(未経験採用がやたらと多い)
どの業界でも同じかと思いますが、ブラック企業は社員を使い捨て感覚で考えており、またいつ辞めても問題ないので、常に若手兵隊を大量ストックしたいと考えています。また、IT業界は、常に人手不足なため、「未経験者でも就職OK」、「会社が手厚いサポートを行います」など甘い誘いをかけて、社員からコストだけを搾取しようとするブラック企業は残念ながらIT業界に存在しています。
最後に、本ブログを通じてこのような企業に就職するヒトを一人でも救出し、皆さんがきちんと正しいキャリアパスを歩んで、IT業界で活躍する秘訣(コツ)をこれからも発信続けて行こうと思います。
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