(管理人)
ネットワーク(特にCisco)が大好きな皆様へCCNA/CCNP/CCIE試験で問われる【お題】をQuiz形式で出題致します。また、本ブログではCiscoさんが無償で提供する【Packet Tracer】【GNS3】【CML Free】を利用しての簡単なシュミレーションと実際の業務で役立つワンポイントなども織り混ぜながら、皆さんが楽しめるコンテンツ(3分でサクッと読める内容)となります。
本日のお題 :
社内NWは下記の構成図通りに構成されています。通信要件として、PC1<> PC2の区間で疎通確認を実施したいと考えております。PC1に付与する IP・GWアドレス についてベストアンサーを1つ答えなさい。
- A : IP Address: 192.168.1.1/28 GW: 192.168.1.254
- B : IP Address: 192.168.1.100/28 GW: 192.168.1.254
- C : IP Address: 192.168.1.240/28 GW: 192.168.1.254
- D : IP Address: 192.168.1.250/28 GW: 192.168.1.254
R1-Office-A コンフィグ
hostname R1_Office-A
!
no ip domain lookup
ip cef
!
interface Ethernet0/0
ip address 10.0.0.254 255.255.255.0
!
interface Ethernet0/1
ip address 192.168.1.254 255.255.255.240
!
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 Ethernet0/0
!
line con 0
line aux 0
line vty 0 4
!
end
R2-Office-B コンフィグ
hostname R2_Office-B
!
no ip domain lookup
ip cef
!
interface Ethernet0/0
ip address 10.0.0.2 255.255.255.0
!
interface Ethernet0/1
ip address 172.16.1.254 255.255.255.0
!
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 Ethernet0/0
!
!
line con 0
line aux 0
line vty 0 4
!
end
本日の回答 :
正解は【D】になります。
回答のポイントは「IPアドレスとサブネットマスク」について正しく理解する必要があります。構成図のルータステータス(show int e0/1)を確認する限り、ルータには 192.168.1.254/28 のアドレスが付与されており、有効なIPアドレス範囲は 192.168.1.241- 254の14個(192.168.1.240=ネットワークアドレス、192.168.1.255=ブロードキャストアドレス)となります。そのため、今回のケースでは「D」が正解となります。
サブネットマスクの計算はNWエンジニアとしては必須の知識であり、CCNA試験でも必ず問われる重要な概念でもあります。IPアドレスは「ネットワーク」と「ホスト」の2つから成り立っており、サブネットマスクを使用して、IPアドレスのどの部分がネットワーク or ホストであるかを表します。
ネットワークデザインに置いて一番多いエラーは IPアドレス・サブネットマスクの設定ミスだったりするため、改めて計算方法については復習必須な機能です。パッと頭の中で計算できるようになると 脱・駆け出しエンジニアですね!
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