IT業界はエンジニアでも英語力が必要と聞きました。実際のところ、どのレベルまで求められるのか、また、英語が苦手な方はどのような工夫をしているのか?教えて下さい。
(管理人)
海外ベンダー製品を販売サポートするエンジニア、先端技術を活用するプロジェクトに所属するエンジニアなど、実は色々な場面である一定レベルの英語力が求められる場合がございます。ちなみに、カモフラ(管理人)が所属する大手インテグレータに勤務するエンジニアのTOEIC平均点は500点前後で、海外ベンダー製品も多数販売していますが、皆さん、日々工夫して頑張っています。(年収1000万を超えるエンジニアのほとんどは必ず英語力も持ち合わせています)
どのような仕事(場面)で英語が必要か
IT業界「あるある」になりますが、最新テクノロジーは海外(特にアメリカ)から入ってくることが多く、そのキャッチアップには、どうしても英語力が必要となります。また、最近では日本企業で働く外国人の方も増えており、日本人だけの小さなコミュニティだけで仕事を完結するということも難しくなってきました。(以下、英語を使う業務イメージになります)
- 同僚とのコミュニケーション(会話・チャット・メール)
- ビジネスパートナーとの業務提携(例:東南アジアへ業務委託@オフショア開発)
- 技術マニュアルなど、ドキュメント類の参照
- 日々の情報収集(最新情報はほとんどが海外から)
- 海外出張/技術研修 など
英語が苦手なエンジニアの努力
日々の業務で英語は、「メール・チャット、ドキュメント類の参照」など、リアルタイム性を問わない場面で利用することが多く、また、英語が苦手な方は「Google翻訳」を活用しています。(Google翻訳を利用することにより目的業務の約90%は解決できます!ただし、ネットが通じない職場環境=データセンタなどに勤務している場合は一苦労です)
また、どうしても避けられない悩みがトラブル対応です。例としてバグ対応で開発元の担当(外国エンジニアなど)と技術的な会話をしないといけないケースもたまに発生します。この場合、障害発生レベルに応じて、社内から英語が喋れるエンジニアを緊急アサインしたり、開発元で通訳ができる代理人を通して緊急事態を乗り切ることも度々ございます。(その時の状況に応じて、一致団結して対応するのもIT業界「あるある」の1つですね)
英語の習熟度で年収格差が発生(国内 vs 外資企業)
日本企業(国内)の評価制度はまだまだ年功序列に依存する部分もあり、エンジニアリング(技術)スキルだけでは若くして高年収を得ることは難しい状況ですが、「英語ができるエンジニアは若くして年収1000万/ハイスキルかつ高収入な外資系企業(最先端)へ転職」される方も多く、エンジニアの収入格差はこの辺(英語ができる・できない)で大きく変わってきます。特にGAFAを代表とする優良企業(高利益)のほとんどはアメリカ or 諸外国であり、世界共通言語の英語ができるエンジニアは選択肢(キャリアパス)が広く、結果として高収入にツナガリやすいのが現状です。ですので、ある程度の技術力を持ち合わせているエンジニアは年収アップする手段として「英語力を上げる努力」をする方が近年ではとても増えています。
本日のおすすめ書籍
まとめ
中級レベル以上のエンジニアは常に最新テクノロジーの習得に日々の時間を使います。その際に、「英語の壁」というのが一つのターニングポイントとなる場合がございます。TOEICでいうところの、700点以上の英語力をもつエンジニアは、さらなるキャリアアップを目指し、外資系企業へ転職、高収入を得るなど、様々なキャリアパスへ分岐していくのもIT業界のよくある光景になります。
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